艦隊これくしょん -艦これ- 2話「悖らず、恥じず、憾まず!」 視聴感想

主なスタッフ

監督 草川啓造

脚本 花田十輝

絵コンテ 草川啓造

演出 井畑翔太

作画監督 清水空翔、井畑翔太

 

再視聴時感想

1回ザーッと見てから、もう一度再生しながら感想を書いています。(時間は目安)

~OPまで

 走るところの手が正面の絵の時若干違うような気がしますが、カットごとの意思疎通が取れてなかったのでしょうか。

 

~OP終了まで

 OPアニメーションは最近流行りだと思われる実験的な演出は無く、昔ながらのオーソドックスな感じ。曲とのマッチングは平凡かそれよりやや悪いくらいか。3D演出はやはり思いが感じられる。

 

~5:08

 日常シーンではそれぞれのキャラを立たせているがまあ普通。

 

~5:50

 古典的カートゥーン的な柱へのぶつかりは好き。

 

~6:37

 前話での謎であった提督の吹雪に対する期待が解説された。1つフラグ回収。丁寧な作りといえると思う。

 

~7:26

 落ち込んている雰囲気の音楽がいいと思う。落ち込んでいる中にもポップな印象が持てる。

 

~9:20

 ワリと無理筋な風呂シーンへの導入。ブラかキャミかはワカランが上の下着はあるのね。おっぱい揺れはまあそこまで不自然はなかったので可。

 

~10:52

 艦これの設定追加。高速修復材は課金アイテムと思われ。修復時のBGMもオーソドックスな感じで好き。エロボイスの時に肩がちゃんと上がってたのは丁寧だと思いました。

 

~12:00

 赤城と一緒にメシを食う事によって、赤城が近い存在だと感じた吹雪はより一層赤城を目指す。

 

~12:50

 アイキャッチからの特訓。夜型のキャラによる夜特訓。更にはサブタイトル回収。この特訓によって更に吹雪の地道な努力が刷り込まれることに。こういった努力の刷り込は大事なことで、これをやっておくことによって終盤にかけての覚醒手法(特に練習とかはしてないけれどメンタル面での成長によって大きく能力が伸びる。)が生きてくる。

 眠りの前のBGMもいいと思う。1日の終わりって感じ。

 

~14:30

 朝のBGMも安定していいですね。今回はBGMチカラ入ってると思います。

 

~16:00

 日常シーンのBGMのテンポアップと会話のテンポアップがマッチングしててしかもそれが自然に行われててかなり( ・∀・)イイ!!。ここまでここまで見た中で1番のできかもしれない。また、セリフも艦これ原作における「いかに提督に媚を売っていく必要があるか」といった艦娘界隈における非常にシビアな話となっており、ポップなやりとりがメタファーとして感じられる点はかなり評価できると思う。

 

~16:55

 ライブシーンかと思いきやまさかの投げ出し。しかし理由が適当すぎて笑う。

 断られた後に吹雪がツッコミを入れる構図はちょっと気になったのが、朝礼台に立っている段階であんなに朝礼台周りに艦娘集まってたっけ??ってことくらい。まあ、僕の視聴スタイルとして致命的なミスとかあってもだからダメとかはそこまで激しくは思わない。わかりやすいところは他のパンピーがツッコんでくれるだろうし。

 「もう、わけわかんない」ってセリフには何かしらの意図を感じる。詳しくは今回の考察にて。

 

~17:47

 ちょっと謎BGMかも。あんまり絵と合わせての意図が汲めなかった。

 

~19:05

 特訓の理由と、再び吹雪の真面目な下積みの刷り込み。2話くらいであればやはりやり得な印象あり。

 

~19:40

 またBGMがいい。みんなで吹雪と共に頑張って行くという姿勢が感じ取れる。

 

~20:56

 BGMいい!クラシカルな特攻野郎Aチームって感じ。

 セリフ無しで絵と音楽だけで見せられるのはやっぱりプロのワザといったとこだと思う。

 

~21:09

 提督室での会話。カメラの動きからも提督=あなたの構図を上手く意識付けさせる。

 

~ED

 BGMがいい。サブタイトルを再び回収。ここでサブタイトルを再び回収させたのはかなり( ・∀・)イイ!!サブタイトルの回収の重みが中盤と終盤で違ってくるのは再回収の運びとしてかなり理想的だと言える。

 

~last

 あんまりEDの曲はすきじゃないな^^;

 

今回の考察

 「もう、わけわかんない」については何かキャラ推しを強要されている脚本サイドの叫びなのではと考えた。確かに直前のシーンでの絡みの脈絡には唐突な物があり、しかもそれが原作キャラのキャラ立たせのモノだあったとすれば「もう、わけわかんない」に合点がいく。吹雪の「それは私のセリフです」にも制作サイド側のよくわからない脚本を承認してしてしまっているという文脈と受け取れるのではないか。

 どちらにしろこのアニメのおけるプロデューサー権限は強そうだ。

 

点数付け(100点満点)

演出・作画(30点満点) 20点

 今回は日常シーン多めであまり動きのある原画は少なかったが安定感はあった。

脚本(30点満点) 25点

 サブタイトルを意識した展開や、艦娘のリアリティを投影したセリフも好感が持てる。

その他(40点満点) 30点

 今回は音楽回と言っていいほど音楽が素晴らしかったと思う。特にBGMとセリフのテンポアップの演出は奇跡的な演出だと思う。

 

合計75点。