響け!ユーフォニアム 第1話「ようこそハイスクール」 視聴感想

視聴動機

京アニの春アニメと聞いて。けいおん!をどう料理するかが見たいため。

 

アニメーション制作 京都アニメーション

 

主なスタッフ

監督 石原立也

脚本 花田十輝

絵コンテ 山田尚子

演出 山田尚子

作画監督 秋竹斉一

総作画監督 高橋博行

 

視聴時感想

一時停止をしながら感想を書いてます。(時間は目安)

 

視聴前情報

 原作未読

 

~1:42

 TVアニメ第一話の冒頭でどれだけ視聴者を惹きつける事が出来るかというのは、全てのTVアニメの課題であり、見事それをクリアしている。良。

 また、「金賞かどうかが判明した時点で友達を呼びに行く」、「関西大会出場校発表の時点で金賞であったことを黄前久美子(以下久美子)が聞いた後の第一声が「金だ」」ということから、部活全体としては金賞を目標に掲げていて「もしかしたら、関西大会行っちゃうかもね」的なノリであったことが伺える。

 つまり久美子の「良かったね金賞で」という発言はある程度は自然な流れではあったと考える。

 しかしながら、久美子は空気は読めるのだが、先に本音が出てしまい後から気づくタイプ。そしてその発言に後悔もする。一番苦しむタイプなのでは。

 

~2:25

 きれいな画だが、「落ちたさくら拾うとか汚い」って思ったのはナイショ。

 

~OPまで

 二羽のはとが飛び立ったのは何を示唆していたのか。

 

~OP終了

 OPアニメーションは完全にけいおん2期OPを意識したと感じた。良。

 

~5:22

 驚いた表情の時に眼の色を変えるの面白いな。

 

~5:45

 新歓の時のあすかもそうであったが、手の動きにこだわりを感じる。特に角度。芝居がかった動きに感じる。

 

~5:57

 スカート丈を治すシーン。これは視聴者へ「このアニメの見方を萌えアニメ的目線から変えろ」と言うことと読み替える事ができる。

 

~7:04

 失言癖は大好きなので続けてほしい。しかしこのキャラは話を作りやすい。

 

~7:23

 久美子のデカさ(162cm)がわかる。また、話の布石。

 

~7:33

 驚いた時の目の色彩は変えていく方針らしい。「音」だけでなく「色」でも表現していく。

 

~9:17

 チラシとかのディティール良。

 

~11:00

 副部長がお調子者で、部長がストッパーというボケツッコミ定石。良。

 

~11:51

 久美子の声が出ているが、手という物理的手法によって抑えているというところが、これまでの久美子の「声に出してしまう」という点と整合性がとれていて良。

 

~12:27

 久美子は「浮いてしまう」存在であり、麗奈は「浮いている」存在であることがわかる。

 

~12:39

 さくらの花びらを吹くシーンで元運動部の葉月に「久美子すごっ」と言わせることで久美子がもと吹奏楽部でキチンと練習していたことを読み取らせる。良。

 

~14:31

 フラグ回収。

 

~15:22

 男出!メタ的男性。「髪しばってんの?」を自然に入れる。髪を縛る→音楽をやりたい気持ちを縛っていると読み取れる。また、髪の変化に気づく男性というのも好意を暗喩している。

 

~16:26

 「なんだよ」。良。このアニメの声優の芝居が要所要所のシーンでとても良。

 

~17:18

 積みフェイズ。良。

 

~18:18

 コミュ症追加。

 

~EDまで

 髪を解く→自分の心に素直になる。ということがわかる。

 

~last

 EDもまあまあ好き。

 

 

総評

 丁寧な描写と作画の高クオリティけいおんメタファー。

 

 

点数付け(100点満点)

演出・作画(30点満点) 25点

 アニメーションとして高クオリティ。

脚本(30点満点) 25点

 何気ないセリフで読み取りを多くさせるというテクニックが随所で見られた。

その他(40点満点) 20点

 けいおんのメタファーとしての位置づけがしっかり感じられた。

 

合計70点。