食戟のソーマ 第1話「果て無き荒野」 視聴感想

視聴動機

原作が好きなため。

 

アニメーション制作 J.C.STAFF

 

主なスタッフ

監督 米たにヨシトモ

脚本 ヤスカワショウゴ

絵コンテ 米たにヨシトモ

演出 梶井瀬賀

作画監督 松浦麻衣、谷川亮介

 

再視聴時感想

一時停止をしながら感想を書いてます。(時間は目安)

 

~0:37

 原作通りっぽいけどつかみはよくない。

 

~0:44

 起き上がりの動画。普通。

 

~1:22

 エプロンなびかせて動き出してる。カメラワークは撮影で出してそう。

 

~2:00

 ここのギャグシーンは漫画原作を忠実にアニメ化する難しいところで、ギャグシーンはコマワリが小さいことで話としての重要性を落とす事ができるのだが、それをアニメでやると他のコマと同じ画面サイズになってしまうため大きさによって重要性を落とすことができない。また、同一画面上で収まるギャグであれば上手くなじませることもできるが、本シーンの様に別コマ(更に悪いことにデフォルメも入ってる)だとストーリーのテンポも損なってしまう可能性がある。本問題は漫画原作に忠実だった「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」でも多く見られた。

 

~3:12

 見どころのリアクションシーン。原作の売りであるシーンをアニメでも上手く映像表現として強調できていると感じる。良。

 

~3:35

 やはり同一コマ内でのギャグはアニメでも書きやすい。テンポも失わずにすむ。

 

~4:10

 ギャグシーン表現を演出で強調できていて良。

 

~OP終了

 映像でのストーリー的演出は無し。曲との絡みは普通。タイトルを切る演出は良。曲自体は普通。

 

~6:09

 原作とは違いちょっと石を置くカットを入れる。

 

~7:00

 胸の揺らしは原作から考えたら適切に感じるが、好みではない。初回のための演出だといいが。

 

~7:56

 壁のメニュー等の設定が細かい。セリフシーンを原作を尊重しつつ上手く画面を持てせている印象。原作では白目を黒目でキャラの雰囲気を変えているがアニメではやっていかない模様。良。

 

~8:23

 「二言はありませんね」のシーンはアニメの方がいいと思う。良。

 

~8:51

 ガヤいいな。

 

~10:25

 帰ってきてから外の景観を見るまでのシーンは良。特に、原作では扉開ける→振り返る→白く塗られてるの見る→ぴちょん。というシーンを扉開ける→ぴちょん→振り返る→白く塗られてるのを見る。に変更したのは良。

 原作は「次のページの1コマ目に衝撃的なコマを持ってくる。」という漫画の作りに則っており。アニメでは「より最後に衝撃的な場面を持ってきてそれに音楽をあわせる。」というアニメの作りに則っていることがわかる。

 

~11:24

 うーんここの笑うシーンは原作に引っ張られ過ぎていると感じる。直前のローテンションの感じと咬み合わない。やるのであれば「あーなんだか肉が食べたい気分だわー」のセリフのところでオーバーな芝居をさせる必要があったと感じる。

 漫画はコマ間でのキャラの振る舞いを自分で補完できるが、アニメはそうでは無いのでそこでの難しさが出ているシーンと言える。

 クラシカルなBGMは好み。

 

~11:57

 ソーマの口上のシーン。良。原作の雰囲気を上手く反映している。CMへの入りとしても良。

 

~12:39

 完全に本作品の見どころ、調理シーン。良。音と動きの合わせも良。

 

~12:52

 女地上げ屋の「お題はジューシーな肉料理よ」「ロクな食材も無しにいったい何を」のセリフはかなり声の芝居が難しいシーンと感じた。もうちょっと小さめの声量で驚きと焦りを表現するほうが好み。

 

~12:20

 「何故だ」「どうして」「こんな立派な」「ローストポークが」は好みの演出。

 

 ~14:20

 原作の雰囲気を再現。良。

 

~14:26

 「おあがりよ」の時の女地上げ屋の表情が前シーンのソーマに返されたにしては強いと感じる。原作では汗を入れて劣勢を表現している。

 

~15:03

 口に運ぶまでのシーンが良。見どころ食事シーンに原作よりも厚みを持たす。

 

~15:24

 さすが声優と言った感じ。

 

~15:28

 イッってるシーンからソーマとのやりとりを連続させるのはすごい!しかもクオリティも高い。良。

 

~16:18

 設定も織り交ぜつつ。

 

 ~17:22

 ソーマが皿を持って匂いをまくシーンは原作の延長として良。

 

~18:54

 ほぼ原作通り。しかしながら期待は超えず。音楽良。

 

~19:44

 ここも原作とは前後関係を入れ替えてますね。

 

~20:22

 ここでソーマが歩くシーンのなるのはアニメへ上手く展開をなじませていて良。

 

~EDまで

 ここも前後関係入れ替え。恐らく原作でコマ合わせと思われるシーンはカットしていて良。何度でもいうが別コマのギャグシーンはテンポ上の課題。

 

~ED終了

 キャストでちょっとDパートバレ(仕方ない)EDは曲もアニメーションもEDらしくて好き。名画のパロも好き。

 

~last

 Dパートは期待通りの展開。ソーマTVアニメ化第一話で期待していた通りのエリナのシーンで終わる。良。

 また、画が映える読み切り版のリアクションを採用したのも良。

 エリナの胸の揺らしはこれくらいであれば許容。やはり冒頭での胸揺らしシーンはオーバーに描く事によってアニメ全体の雰囲気を意識付けさせるためだったと確信し一安心。

 

 

総評

 原作の素材の味を生かす調理ができている。

 

 

点数付け(100点満点)

演出・作画(30点満点) 25点

 全体的にクオリティの高い第一話。特に見せ場のシーンは期待通り。所々原作を上手く延長させた演出もあり、好印象。

脚本(30点満点) 20点

 原作第一話の面白さを丁寧にアニメの演出に合わせる形にしていたのは良。

その他(40点満点) 0点

特に何も無かったため0点。

 

合計45点。